新生児の下痢で飲み過ぎが原因の時の対処法はミルクを変えてみる!
ここでは、「新生児の下痢で飲み過ぎが原因の時の対処法」についてお話します。
新生児の便はもともと、水っぽく、ゆるい状態が普通ですよね。
しかし、そんな便をする新生児も、下痢をするのです。
大人のように、色んな食材を食べていればお腹をこわすのはわかるけれど、
母乳やミルク以外口にしていないのに何故?
もしかして母乳やミルクの飲みすぎなのでは?と、
まずお父さん・お母さんは考えます。
そこで、新生児は母乳やミルクの飲みすぎが原因で下痢をするのか、
また、下痢の便の見極め方も踏まえてご紹介します。
下痢の便の見分け方とは?
もともとゆるい便をするのにどうやって下痢かどうかを見極めるの?
と疑問に思いますよね。
下痢の場合は、普段の便以上に、水っぽくなるのです。
噴射した感じのときもあります。
そして、1日10回〜20回だったり、
おむつ替えの度に便をしていたりと便の回数が頻回になります。
下痢の原因は母乳やミルクの飲みすぎ?
はい。
母乳の飲みすぎやミルクの飲みすぎは下痢になり得ます。
「新生児の時期は、母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがるだけあげましょう」
とよく聞きます。
基本はその考えでよいのですが、異常なほど飲みたがったり、
機嫌が悪かったり、体重増加が激しいと、「飲みすぎ」だと判断できます。
飲みすぎで下痢を起こすのは母乳よりミルクの赤ちゃんの方が多いです。
しかし、それ以外の原因もたくさんあります。
下痢=飲みすぎだと判断して母乳やミルクの量を、
急に減らすのはよくありません。
他に原因があることを知っておきましょう。
まず、ミルクの赤ちゃんの場合は、ミルクのメーカーが、
合う、合わないといったことがあります。
いつものミルクが売っていなかったから別のミルクに変えた、とか、
値段の関係でミルクを変えてみた、といったときに起こります。
慣れているミルクから初めて飲むミルクに変わったことに、
体が敏感に反応しているのです。
また、ミルクはメーカーによって成分が違います。
その成分でアレルギー反応して下痢を起こす場合もあります。
「乳糖不耐性下痢」 といって、母乳・ミルクに含まれる乳糖を、
分解したり消化するためのラクターゼという消化酵素が不足し、
下痢をおこすこともあります。
母乳やミルクの原因の他に、ウィルス、細菌、
食中毒の影響で下痢になることもあります。
下痢が1週間以上続いたり、下痢の他におう吐や発熱がある、
といった場合はこれらの症状が疑われます。
下痢の時の対処法とは?
このように下痢の原因はたくさんあります。
下痢とともに、おう吐や発熱があればすぐに小児科を受診しましょう。
下痢以外は特に問題なく、
機嫌も良さそうにしているなら、少し様子を見ましょう。
もしそのとき、ミルクを変えた、煮沸していない水道水や、
硬水など新生児のお腹に良くないものを与えたなど心当たりがあれば、
ミルクを変え、水にも十分気を付けましょう。
また、便秘の時のように、お腹をやさしくマッサージしてみましょう。
下痢を何度もすると、たちまちお尻はかぶれてしまいます。
お父さん・お母さんも大変ですが、オムツはこまめに交換し、
可能ならば、お風呂の時間以外でも、
お風呂でお尻を流してあげましょう。
下痢をしているからといって、
母乳やミルクを与えるのを止めてしまってはいけません。
そうすると脱水症状の危険性があるからです。
授乳は普段通り、行いましょう。
そうして様子を見ていても、下痢がしばらくおさまらない、
といったときは、やはり小児科を受診してください。
便は赤ちゃんの健康状態を知る大切な手がかりです。
自分から話したり訴えたりできない分、便の異変を見逃さず、
早く対処してあげましょう。