新生児の便が緑の時の原因と対処法とは通常の便に戻るのを見守る!

スポンサーリンク

ここでは、「新生児の便が緑の時の原因と対処法」についてお話します。

 

新生児は、生後2〜3日は、「胎便」といって、
黒っぽく粘り気のある便をしますが、そのあとは黄色く水っぽい便をします。
しかし、ある日突然、緑の便が出てびっくりしてしまうことがあります。

 

何か異常なのでは!?病気になったの!?と心配になります。
いつも出ている便が急に変わってしまうのですから心配になって当然です。
しかし、緑の便が出るのには理由があり、きちんと知っていれば大丈夫なのです。
そこで、新生児の便が緑の原因と対処法をご紹介します。

 

新生児の便が緑の原因とは?

 

まず、赤ちゃんの便が普段黄色であるのは、
便の中に胆汁の色素が混ざっているからです。
その胆汁色素が、腸の中で空気に触れ酸化したときに、便が緑色になるのです。

 

赤ちゃんは、ミルクや母乳と一緒に空気も飲み込みます。
その空気が長時間腸の中にあると、この緑色の便が出やすくなります。
前回の便から時間が経った便の場合によく見られます。

 

便がオムツに出てから酸化反応を起こして緑色になる場合もあります。
また、腸の中にあるビフィズス菌、乳酸菌、
腸内菌などとの反応の関係で便が緑色になることもあります。

 

どちらも病気ではないので、また元通りの便に戻れば心配は不要です。
では、母乳とミルクで違いはあるのでしょうか。
母乳に含まれる乳糖には、乳酸菌の成育を促進して便を酸性にする働きがあります。

 

したがって、成分の関係では母乳の方が緑の便になりやすいといえます。
一方、ミルクは哺乳瓶から飲むので、母乳に比べて吸い込む空気が多いです。

スポンサーリンク

したがって、腸の中での酸化という点では、
ミルクの方が緑の便になりやすいといえます。
つまり、母乳でも、ミルクでも見られる現象なのです。

 

新生児の便が緑の時の対処法は?

 

このように、緑色の便は病気ではなく、一過性のものなので、
特に心配して対処する必要はありません。
通常の便に戻るのを見守りましょう。

 

しかし腸の中に長く便が留まって酸化するという面では、
便秘解消も含め、腸の働きを良くするために、

 

赤ちゃんのお腹を優しくマッサージしてあげたり、
赤ちゃんの足をもって「いっち、に、いっち、に」と、
曲げ伸ばししてあげると良いでしょう。腸が刺激され、便が出やすくなります。

 

緑色の便が出ても、一時的なら問題ないのですが、
連続して出る場合は注意が必要です。
その場合は、黄疸の可能性や、肝臓の機能が、
うまく働いていない可能性があるため、小児科を受診しましょう。

 

また、黄色や緑色以外の便(赤・黒・白)が出た場合は、
病気やウィルスに感染している可能性があるので回数に関わらず、
必ず小児科を受診しましょう。

スポンサーリンク