新生児の便の量とは1日で母乳で20〜30gミルクで40〜60gほど!
ここでは、「新生児の便の量」についてお話します。
新生児は1日にどれぐらい便をするのでしょうか?
こんなにオムツを使うの!?と思うくらい、たくさんする場合や、
新生児なのになかなか便が出ない…ということもあり、
お父さん・お母さんは、本当にこれで大丈夫なの?と不安になります。
そこで、新生児の1日の便の回数や量について、詳しくお話しします。
新生児の1日の便の回数は?
新生児は1日10回前後便をします。
なぜこんなに多いのかというと、新生児の腸はまだ発達していないので、
腸の中に、栄養を吸収した後の残りカスを溜めておくことができないため、
授乳すると反射的に前に飲んだ水分が出るためです。
しかし、個人差があるので、1日1回しかしない、または3〜4回だ、
昨日は調子よく便をしていたのに今日は便をしなかった、
なんてことも大いにあります。
ですから、機嫌もよく、赤ちゃんの体に異変がない限りは、
心配しすぎず、赤ちゃんの便のペースを見守りましょう。
また、母乳とミルクでも変わってきます。母乳は、
ミルクに比べて消化が良いので、母乳の方が便の回数が多い傾向にあります。
母乳の回数=便の回数となることもあります。
しかしミルクが必ずしも消化が悪いというわけではありません。
最近は、ミルクの成分は限りなく母乳に近づけて作られているため、
ミルクでも便が多いこともあります。
新生児の便の量は1日どれぐらいあるの?
新生児の1日の便の量は、母乳の赤ちゃんで20〜30g、
ミルクの赤ちゃんで40〜60gほどです。
1日に何度も便をする赤ちゃんだと1回あたりの量は、毎回ごく少量です。
例えば、1日に10回近く便をする赤ちゃんだと、
スプーン2〜3杯ほどの量だったり、
もしくはオムツに少しついている程度、といったときもあります。
このような時は、便が少ししかついていないのに、
オムツを交換するのはもったいないなぁ、
と思ってしまうこともありますが、
赤ちゃんのお尻がかぶれてしまう原因になるので、交換してあげましょう。
また、1日に1回ほどしか便をしない赤ちゃんだと、回数が少ない分、
その時にたくさん出ることがあります。
オムツ全体に便が付いて溢れそうだ、といったこともあります。
たくさん出すぎているからと不安になることはないので、
きちんと消化できているのだ、と思いましょう。
便は健康状態をみる大切なもの!
便は、赤ちゃんの健康状態を知る大切な役割をしています。
色、形状、回数、量から、病気や、腸の状態、
母乳やミルクが足りているかなど様々なことがわかります。
ただオムツを交換するだけでなく、
赤ちゃんの健康状態も意識してチェックするようにしましょう。