新生児の湿疹が体中の時とは多くの場合3つに大別される!
ここでは、「新生児の湿疹が体中の時」についてお話します。
新生児の体は何かとトラブルが多いものです。
湿疹が多く見られるなど、おうちの方としては、
気が気でない状況が続くときがあります。
新生児の湿疹には緊急を要するものとそうでないものとがあります。
その特徴をまとめてみました。
新生児の体にできる湿疹を総称して「乳児湿疹」と呼びます。
乳児湿疹は以下のように分類されます。
1:発熱を伴わない湿疹
・新生児ニキビ・脂漏性湿疹
食べこぼしやよだれでかぶれることが原因です。
保湿をし、清潔にしてあげることで予防できます。
・あせも
汗をよくかく場所にできます。こまめに拭くなど、清潔を保ってあげてください。
・虫刺され
人を刺す虫は多数います。
危険な虫もいますので、少しでも異常を感じたら小児科へ相談してください。
発熱を伴わない湿疹の殆どは保湿し、清潔にしてあげることで自然と治ります。
2:発熱を伴う湿疹
・突発性発疹
40度近い高熱を出し、赤い湿疹が体中に表れます。
・はしか
首の後ろや顔・首に湿疹が表れ、高熱が出ます。
予防注射を受けてください。
・風疹
微熱が続きます。
湿疹は顔などから徐々に体へ広がっていきます。
・水疱瘡
水泡状の発疹が背中辺りに表れ、徐々に体中に広がっていきます。
発熱を伴う場合は早めに医療機関を受診することをお勧めします。
予防注射を受けることで防げるものもあります。
3:アレルギー性湿疹
・アトピー性皮膚炎
・食物アレルギー
アレルギー湿疹は、放っておくとどんどん悪化する恐れがありますので、
早めに医療機関を受診することをお勧めします。
そもそも赤ちゃんの肌は大人にくらべて皮脂の分泌が盛んなため、
湿疹ができやすいものなので症状が多くみられます。
発熱を伴わない湿疹は特に焦る必要はありませんが、
悪化する場合もあるので経過観察は必要です。
常に様子を見ることを忘れないであげてください。
見極めが難しいものもあると思いますので、
不安に思うのであれば迷わず電話で相談してから、
小児科を受診してくださいね。
自然に治癒する湿疹でも、
小児科で軟膏を処方してもらえば精神的にも安心できますよ。