新生児の呼吸が早い時とは呼吸窮迫症候群なのかもしれない!?
ここでは、「新生児の呼吸が早い時」についてお話します。
新生児の赤ちゃんがの呼吸が早くて「こんなに早くて大丈夫?」
「何かの病気?」と心配になり、
小児科に行って医師に相談するお父さんお母さんは少なくありません。
どういった時に呼吸が早くなっていくのか、
呼吸の仕方で呼吸による障害になることなど
詳しくご紹介していきます。
新生児の呼吸の数とは?
大人の倍を呼吸する新生児ですが、呼吸の回数も多いし早くて驚きます。
新生児は約1分間で40回〜50回と言われています。
呼吸が早い原因とは?
新生児は泣いて色々なことを教えてくれます。
泣いているときは興奮状態になる為、呼吸の仕方も早くなります。
そして授乳後や、手足をバタバタと動かしていることでも呼吸が早くなります
「新生児呼吸窮迫症候群」とは?
この病気は、新生児が呼吸困難になってしまうものです。
肺が未熟なのでこのような病気になることがあります。
早産の赤ちゃんになりやすい病気です。
呼吸がしずらい感じや、呼吸が早くて心配になった際には、
すぐに電話で相談してから、病院へ向かって下さい。
新生児の呼吸障害の種類とは?
呼吸障害には色々なものがあります。
1:多呼吸
新生児期に、1分間の呼吸数が60回以上ですと「多呼吸」となります。
呼吸が多いと呼吸をする回数が増えていくので息を吸うのが早くなります。
2:陥没呼吸
息を吸い込む時に肋骨の下や胸の中央の肋骨の上辺りが、
陥没しながら呼吸をすることです。
3:シーソー呼吸
肺の容量が減少していると呼吸をする時胸があがる時はお腹が下がる、
といったような「シーソー呼吸」をしてしまいます。
いつもは胸とお腹が同時に上下しますが、胸とお腹が逆に動いていると
シーソー呼吸になっていると思った方がいいです。
私達大人も走ったりして興奮状態になると呼吸が早くなります。
呼吸が早くなると息を吸いづらくなります。
赤ちゃんも呼吸が早いと息がしにくい状態になって、機嫌が悪くなるので
ミルクや母乳を飲んでくれなくなったり、
ずっと泣いてしまうという状態になってしまいます。
新生児の呼吸は早くても問題ありませんが、
「早すぎるかもしれない」と思った時は、赤ちゃんのお腹に手をおいてみて、
1分間に何回呼吸をしているのかチェックしてみて下さい。
もし1分間に60回以上呼吸をしていて心配であれば、
すぐに電話で相談してから、小児科へ連れて行ってください。