新生児の脱皮はいつまで続くの?

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ここでは、「新生児の脱皮はいつまで続くのか」について、お話します。

 

赤ちゃんの肌はツルツルの
たまご肌のイメージがありますね。

 

そんなイメージを持っていたけれど、
いざ出産を終え新生児の我が子を眺めていると

 

ある日赤ちゃんの肌がボロボロと
剥がれ落ちてくることがあります。

 

脱皮をしているかの様子に、
初めての出産をされたお母さんは少し驚いてしまいますね。

 

この脱皮のような状態は

 

「新生児落屑」

 

と呼ばれる状態なのです。

 

これは新生児期の肌にある特徴があるためです。

 

産まれた時には胎脂でいっぱい

 

テレビのドキュメントなどで
出産シーンを見たことはありますか?

 

産まれたばかりの赤ちゃんは
「胎脂」で覆われています。

 

この胎脂は白いクリーム状の脂のため、
ひと目でわかります。

 

妊娠6ヶ月頃から作られ、
赤ちゃんの肌を守る役割を持っています。

 

出生前は、お母さんのお腹の中
つまり羊水の中でも肌がふやけてしまわないように
保つように働きます。

 

出生時には
産道を通りやすくしてくれる役割があります。

 

出生後も外の世界にでることにより
外気に触れてしまうため、
肌が乾燥してしまうことを予防する働きをします。

 

このように胎脂は赤ちゃんの肌を守る
大切な役割を持っているため、
産後直ぐに洗い落とさない産院が増えてきています。

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産まれてすぐは、見た目は白い状態ですが
数日の間で胎脂の水分が蒸発することで
透明な色に変わり目立たなくなります。

 

ただ、胎脂が付いた状態のままでいると
汚れが付着しやすいため
1〜2日後には洗い落とします。

 

胎脂がなくなると肌が乾燥し始める

 

赤ちゃんのデリケートな肌を
乾燥から守ってくれていた胎脂がなくなっても、

 

いっときは残った保湿成分によって
潤いは保たれています。

 

生後1ヶ月以内に、
急に肌が乾燥し皮膚がボロボロと
剥がれ落ちてくるようになります。

 

これが新生児落屑であり、
お母さんたちを驚かせてしまう正体です。

 

新生児落屑は成長段階の1つであり、
病気ではないため心配はいりません。

 

剥がれ始めると1〜2週間ほどで治まっていきます。

 

新生児落屑がでてきたらどうする?

 

基本的にはベビーオイルなどで保湿しなくても、
剥がれたあとは下から新しい皮膚が押し上げられて
綺麗な状態になります。

 

ただ手首・足首に亀裂がはいるなどの症状がある場合は
保湿をしてあげましょう。

 

また剥がれている皮膚は気になりますが、
無理に剥がさないようにしてください。

 

赤ちゃんの肌はデリケートなため、
無理にはがすことで皮膚を傷つけてしまいます。

 

毎日の沐浴で十分綺麗な肌に
生まれ変わることができます。

 

ここでもガーゼで強く
こすってしまわないようにしましょう。

 

もし、無理やり剥がしてしまい
炎症が起きてしまったりただれてしまったりという

 

肌トラブルが起こった場合には、
産科や小児科・皮膚科へ直ぐに受診しましょう。

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