新生児の帽子はなぜなの?

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ここでは、「新生児の帽子はなぜなのか」について、お話します。

 

産院の新生児室で、小さな赤ちゃんの頭に
ちょこんと小さな帽子をかぶせられて
並んで寝ている姿をよく見ます。

 

なぜ、新生児は帽子をかぶるのでしょうか?

 

体温調節のため

 

新生児は体温調節機能が未熟です。

 

お腹の中は温かく、赤ちゃんが
過ごすのに適した温度になっています。

 

しかし、お腹の中から出てくると環境が変わり、
気温によって自分で
体温調節をしなくてはいけません。

 

人間は、周りの環境によって
自然と体温調節が
できるようになっています。

 

寒い時には、身体が震えます。

 

その震えによって熱を作り出し、
体温を上げます。

 

逆に暑い時には、汗をかいて体温を下げます。

 

このような機能が赤ちゃんはまだ未熟です。

 

そのため、体温調節を
衣服でしてあげる必要があります。

 

帽子はいつまで

 

新生児室で、全員が帽子を
かぶっているところもあれば、
産まれたその日だけのところも。

 

また、体重が2500g以下で
産まれ赤ちゃんだけなどと、

 

産院によっても違いますし、
全く誰もかぶっていないこともあります。

 

季節によっても違うので、
臨機応変に対応しましょう。

 

新生児室は、赤ちゃんにとって
最適な室温に保たれていることが多いので、
必要ない場合もあります。

 

退院してからは、手足が冷たくなっていないかなど
気を付けてみてあげるといいでしょう。

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家で帽子が必要な場合は少ないですが、
体温調節の機能は1歳ごろまで
未熟なので、注意が必要です。

 

帽子の購入

 

赤ちゃんの出産準備に、
帽子が必要かどうかですが、
買ったけれど使わなかった。

 

ということが多いようです。

 

新生児のうちは、
外出することもほとんどありません。

 

万が一外出することがあっても、
おくるみやブランケットなどで代用できます。

 

ただ、赤ちゃんが寝る部屋が寒くなりやすい時や、
どうしても赤ちゃんを連れて出ることが
多い時には準備しておくと便利です。

 

帽子着用時の注意点

 

帽子をかぶらせる場合は、
赤ちゃんのお肌に優しい
綿素材のものが適しています。

 

綿素材は、肌触りが優しいだけでなく、
汗をかいたときにも汗を発散しやすいです。

 

帽子をかぶらせる時には、
赤ちゃんの頭が蒸れてしまうこともあります。

 

こまめにチェックして
暑くなってきていないかをみてあげましょう。

 

また、ひも付きの帽子の場合には、
首に絡まる危険性がないか。

 

万が一脱げてしまって顔を覆って
窒息の危険性がないか。

 

を気を付けましょう。

 

言葉が話せない赤ちゃんは、
寒い・暑いも訴えることができません。

 

赤ちゃんの様子を見て、
必要な体温調節をしてあげることが大切です。

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